このように考えておられる方は多いと思います。
この記事の内容
- ギターとの出会い
- どんなメーカー?
- 私の愛用しているモデル
K.yairi|ヤイリギターとの出会い
当時、父親が持っていたザ・ビートルズのレコードを聴いて、「ギターが弾けたらかっこいいな」と思い、私がギターを始めたのは中学生のときでした。
地元にあった楽器屋に連れてってもらい、購入したギターがたまたま”ヤイリギター”でした。
記憶があいまいですが、おそらく5万円〜7万円程だったと思います。
もう今は公式のページでも製品ページがないぐらい、古いものになってしまいました。
高校生卒業まではバンドをしていたのでよくギターを弾いていましたが、その後、約15年の間は楽器から離れていました。
大人になってから、自分の所有しているギターがヤイリギターであることもその頃に知るようになりました。
父親に当時ヤイリギターの良さを知ってて勧めてくれたのかと尋ねたところ、父親も知らなかったそう…。
そんな偶然のように出会ったギターだったけど、もうかれこれ25年ほどの付き合いになります。
その間、一度も修理が必要になったこともなく、故障もありませんでした。
若かった私のモノの扱いはひどいものでしたが、そのようなことにも耐えてくれました。
今はピカピカに磨いて良く弾いております。
ひとつ不満な点を挙げるとすれば、すべてのギターに付属している【永久保証】を使う機会がないことですね。
というのも壊れないので…。
K.yairi|ヤイリギターどんなメーカー??
国産のメーカーで全てのギターが職人さんによるハンドメイドによって作られています。
楽器には【永久保証】が付いていて、自分の次の代までも引き継いでいける本物です。
ヤイリギターの歴史は1935年、創業者の矢入儀市が木製楽器製作を手がける「矢入楽器製作所」を起こしたことに始まります。しかし、ほどなく第二次世界大戦が始まり、楽器の需要はほとんど皆無に。矢入楽器製作所は砲弾を収める木箱など、木製品であれば仕事を選ばず何でも作っていました。
転機が訪れたのは、2代目の矢入一男が入社した頃。一男は、取引先の知人から聞いた「これからは日本もギターを作って売る時代になる」という言葉に大きな未来を感じ、単身アメリカへ。本場のギター作りを学び、帰国後、1965年に「ヤイリギター」を設立します。メイド・イン・ジャパンのギターブランド「K.YAIRI」が誕生した瞬間でした。
私たちが作りたいのは、世代を超えてずっと愛され続けるギター。年月を重ねても色あせないデザイン、使い込むほどに深みが増す音色・・・。そんな1本をプレイヤーの方に手にしていただくために、材料である天然木の品質にこだわり、30人ほどのクラフトマンによる多種少量の手工生産というスタイルを1970年代から守っています。1日に生産できるのは20本程度。「small beautiful」をポリシーに掲げ、機会あるごとに「後世にまで残るのは本物のみ」と語っていた矢入一男は2014年3月に惜しまれつつ永眠しましたが、その志と職人技は、工房を守る職人たちに確実に受け継がれています。
【6つのこだわり】
1. 木は生き物
2. フィット感の秘密
3. 美しさへの思い
4. 音色へのこだわり
5. 技能を継承すること
6. 生涯修理サポート]出典:ヤイリギター
ヤイリギター公式ページ:https://www.yairi.co.jp
【所在地】 〒509-0203 岐阜県可児市下恵土3230−2
K.yairi|ヤイリギター私が愛用している【YD45-NSB】の紹介
ヤイリギターには国内販売モデルのk.yairi(ケイヤイリ)と海外輸出用のAlvarezK.Yairi(アルバレズケイヤイリ)の2種類があります。
同じ名前のギターがありますが、私が愛用しておすすめしているのは上記の2タイプのことです。
安価な同様の名前の製品がありますが、お間違えないようにご注意ください。
私が愛用しているAlvarezK.Yairi【YD45-NSB】ですが、かなり年季の入ったモデルです。
1986年製で素材は。
- トップにスプルース単板
- サイド&バックにはマホガニー
- マホガニーネック
- ローズウッド指板
このような感じです。
エレアコなどとは違い、たっぷりとしたサイズですので音の鳴りが豊かです。
しっかりと低音から高音まで鳴るといった感じで、生音でしたら、私がもう1本愛用しているエレアコ【weir-1e】よりも良い音です。
”モノ”に関して大体共通する点ですが、購入した当時が最高の状態であるものがほとんどです。
電化製品、靴、スマホにしても購入した当時が一番機能が高く、その後、経年によって劣化していくものです。
それに対して、人、革製品、木を使用しているものなど使い込むごとに味わいが増していくものもあります。
主観になりますが、「劣化」と感じるか、「変化」と感じるかは人それぞれですが、私は一度買ったものが『見た目が古びてきても、その状態で、長く使い続けられるほど良い』と考えています。
先ほど書きました電化製品、靴などに関しても、長く使い続けられるものも存在しています。
靴だとビルケンシュトック社などがそうですね。(ソールの張り替えなどができます)
前置きが長くなりましたが、ギターも同じだと私は考えていまして、ヤイリギターは「買った25年前よりも今の方が良くなっている」と感じることができるメーカーのギターです。
楽器でも、買った時が最高に作られていて数年使えば終わり、そういった寿命の短い楽器も実際にあります。
メーカーの考え方がとても重要であります。
自分がどんな会社を応援したいかと考えたとき、アパレルだとリペアをしてくれるパタゴニアであり、ソールが張り替えられるビルケンシュトックであったりを選ぶのと同様です。
楽器も一度、購入しましたら消費(使い捨て)するだけでなく、所有(メンテナンスや修理)して次の自分の子供へと引き継いでいけるような名品を選択することをぜひお勧めします。
私はこのヤイリギターと出会い、楽器の存在価値までも与えてくださったこの会社は、心から素晴らしいと思います。
まとめ:K.yairi|ヤイリギター【一生モノ】
ぜひ新しくギターの購入を検討しておられる方には、ヤイリギターをおすすめします。
私も楽器に不具合がでたら工場見学の予約をして、修理を依頼しに行きたいと願っておりますが、不具合が出ないので工場へ行く機会を失っています…。
機会をつくって岐阜の可児市へ行き、一度立ち寄ってみたいと思います。
ついつい長くなってしまいましたが、今日は以上です。
最後まで御読みいただきありがとうございました。この記事があなたのお役にたてば嬉しいです。