最近の私はこの様に考えていました。
今回は山と渓谷社から出版されている、関西トレイルランニングコースガイドのレビューを書きました。
内容されている写真や詳細には触れていませんが、このコースガイドが持つ、ファンな雰囲気をお伝えできれば嬉しいです。
【執筆者紹介】
新名健太郎氏、北野拓也氏、森理恵氏、菊川光徳氏。
この記事の内容
関西トレイルランニングコースガイドのレビューと活用方法
【レビュー】新版|関西トレイルランニングコースガイドの概観
今回気付いたのは、自分が住んでいる地域のトレイルを意外と知らないことでした。
どうしても自分のお気に入りのマイルートが出来上がってしまいます。
慣れたいつものコースだと大方、天気や気温などの予想もつきますし、所要時間も頭の中に入っています。
行ってみたい気持ちがあるけど、新しいコースへ行くのはちょっと気後れしてしまいます。
トレイルランニングへ出かけますのに、いつも友人と一緒に行けるわけではないですし、また1人でゆったり楽しみたい日もあります。
このコースガイドがあれば、知らなかった新しい発見がどなたでもあると思います。
行ってみたい!と、感じる場所が見つかります。
地図には無い、楽しい雰囲気が伝わってくる
このコースガイドの特徴でもあると感じましたが、通常の地図には無い、楽しい雰囲気が伝わってくることです。
地図を見てワクワクする玄人に、私自身もなりたいですが、今のところ地図を見てもワクワクはしません。笑
それぞれ紹介コースをホームコースとされている方々の、トレイルランニングを楽しまれている姿がいきいきと写真から伝わってきます。
通常のコースガイドでは、1人の方が書かれているものがほとんどです。
見るところ、この書籍にはとても多くの方々が関わっておられる様に見えます。
その要因がこのコースガイドにファンな雰囲気をもたらせているのだと感じました。
1人で何かを考えたり、作ったりしますとどうしても主観的になってしまいます。
そういった点が多くの方々が関わられることによって、とても多様性に富み、いきいきとしています。
ネット社会の今だからこそ紙の本で
ネットを調べると最近では情報が素早く、無料で手に入る時代です。
それはそれで本当に便利ですし良いことでもありますが、入ってくる情報がかたよってしまいます。
例えば、「京都一周トレイル」というキーワードで検索すればその地域のトレイルのコースが見つけられる可能性は高まります。
ですが、そのキーワードを知らなければコースを見つけることはできません。
京都に関しては「京都一周トレイル」がメインなので、検索から見つけることができても、地元の人しか知らないコースなどは発見できないと思います。
新しい場所に旅行などへ行く際も、ネットで有名店は検索できますが、地元の”知る人ぞ知る”名店を発見することは難しいです。
ネットではなく本で見ることによって、自分の中にない情報が外から入ってくるので、新しい発見があります。
私の世代ですと、ラジオから流れてくる曲との出会いに似ています。
その様なネット社会だからこそ出会えない、ローカルな生きた情報がこのコースガイドにはあると感じました。
ココがおすすめ
以前にも発売されていた
2015年に発売されていました。
新版は、コースが3つ追加されています。
6年経過すると、トレイル状況や、コースのご近隣情報などの変化もありそうです。
著者 新名 健太郎, 片山 貴晴 発売日 2015.02.21発売 基準価格 本体1,440円+税 【商品詳細】
週末走りに行ける関西周辺の爽快トレイル23コースを、
豊富な写真と分かりやすい地図で紹介します。大阪、京都、六甲山周辺のトレイルランニングコースガイドを23コース紹介する単行本です。
関西周辺の都市部は周囲を山に囲まれ、六甲山をはじめとするトレイルランコースにアクセスしやすいメリットがあります。
ゆえにアクティブなトレイルランナーも多く、コースも初級者向けから上級者向け、
総距離50kmに及ぶ「大阪ダイヤモンドトレイル」(ダイトレ)など、バリエーションも豊富です。そんな数あるトレイルランコースの中から厳選した25コースを、詳細な地図と写真で紹介します。
出典:山と渓谷社
人伝いで聞いているような感覚
最初の項目と少し似ている点ではありますが、本から学ぶといった、堅い雰囲気がありませんでした。
不思議な感覚かもしれませんが、トレイルランニングが好きな友人から「あのコース面白いから行ってみ〜」と教えてもらっているような感じでした。
トレイルランニングを始めたいけど、そういった友達がいない方、環境がない方にこそ手にとっていただきたいと感じます。
本書の中には、山の中でハイカーの方とすれ違う時に注意する点、それ以外にも気を付けるべきマナーなどが要所に書いてあります。
これらは近年ネットで情報が得られる様になり、様々な問題もあります。
安全に関わることなどは、大切ですが、同時に教えにくいことでもあります。
知らなければ仕方ない、といったことでもありません。
その様な非常に大切な情報も、ベテランの方々が解説してくれています。
最初から難しい話しをしっかり聞くのは嫌なことでもありますが、基本は何においても重要です。
道具と心の準備をした後はトレイルを思いっきり楽しむ方法も解説してくださっています。
これらのことはネット上では得ることのできない貴重なものです。
コース付近のトレイルランニングのショップや、コース内のおすすめお立ち寄りスポット、給水ポイントなどもあるので有難いです。
ココがおすすめ
コースガイドだけじゃない
写真が綺麗でオールカラー!
120ページにわたるコースガイドは全てオールカラーです。
トレイルランの主役は、私の考えでは”私”ではなく”偉大な自然”です。
どの様な季節にこのコースへ行けば「紅葉が綺麗そうだな」なども知ることができます。
他には、桜、新緑、丘から見える海や、川などそれらの迫力が伝わってきます。
文面ではどうしても表現できない事柄があります。
目で見えることによって、120ページという本の中で言えば、長いページ数ではありませんが、実際には何百ページの情報量が搭載されているといっても過言ではないと思います。
また、Kindleでも読むことができるので、端末の中にコースガイドが持ち運べるのは非常に便利です。
行ってみたいところが本当に多い
私自身、関西に住んでいますが正直に申し上げて知らないコースばかりでした。
地元の京都にさえ、知らないコースがありました。
近隣では、大阪、滋賀、兵庫、和歌山などに26のコースがありますが、順番に回ってみたいという新しい目標が生まれました。
遠くも良いが、近場にもまだまだ発見がある
旅行などですと遠くへ行くのも楽しいですが、かかる時間と費用も大きくなります。
実は地元の観光地などをあまり知らないことはよくあることです。
そこまで遠くまで行かなくても素晴らしい場所、出会い、料理などはたくさんあることを改めて再確認させてもらえました。
仕事や育児、家事や介護など様々なご事情をお持ちの方も多くおられると思います。
こういった、自分が住んでいる場所から1時間〜2時間程度でアクセスできる場所に新しい発見があるのは人生を豊かにしてくれます。
地元のマイルートも安全で楽しいですが、せっかくならいろんな景色、コース、雰囲気、料理、温泉、まだまだありますが 笑、それらを楽しみたいです。
まとめ【レビュー】新版|関西トレイルランニングコースガイド。ワクワクします!
今日は新版 関西トレイルランニングコースガイドの感想をレビューしました。
この様に情報があふれた時代に、新しいコースガイドは必要あるのかな、と正直、最初は感じていました。
ですが実際に手にとってみて、開いてみますとこの様な時だからこそ、この様なコースガイドが必要なんだなと思いました。
行ってみたいところも沢山できました。
住んでいるところの近場なので、大型の連休などではなくても行ける場所です。
ベテランの方から、今からトレイルランニングを始めたい方まで、全ての方にご紹介したいコースガイド(友人)です!
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てば嬉しいです。
【この記事の中で紹介させて頂いた書籍】