以前の私はこの様に考えていました。
今回はアシックスのゲルニンバス26のレビューをしました。
結論的には私は気に入って履けています。薄底には不安のある方や、ゆったりジョギングを楽しみたい方にとってはとても合うシューズだと感じました。
価格がジョグシューズにしては高価な気もしますが後悔は無いかなと思います。
この記事の内容
アシックス・ゲルニンバス26のレビュー
アシックス・ゲルニンバス26【レビュー】外観、詳細と基本スペック
少し気になったのが縫製の歪みです。
右足のヒールのループ部分がいがんで縫い付けられています。
個人的には気にならない範囲ですが、まぁ仕方ないですね、、、。
こういったことが気になる方は店頭で実物を見て、それから購入されることをお勧めします。
私はネットで購入してしまうタイプですが…。
アシックスが好きでグライドライドも履いていますが、これに関してはカカトの部分のアキレス腱に当たる部分の縫製が出っ張っていて、靴擦れになりました。
結局、硬くしこりのある部分を解体して切り取るという方法で私は対応しました。
切って開いた部分を再度ボンドで接着して今は使用しています。
足にピッタリと吸い付く様なアッパーで、最初はきつく感じるかもしれません。
数回履いていると馴染んできました。
シュータンは一体型でズレたりはせず、ブーツの様な履き口です。
足を入れた時にはカカトから、くるぶしの周りを包み込む様に内周をぐるっとクッションが有り、かなり優しい履き心地になっています。
インソールは、ニューバランスの990番台や、1400番台などにも使用されていたオーソライトという素材です。
ふかふかでかなりクッション性があります。
Ortholite オーソライト「Ortholite オーソライト」 は、優れた通気性&クッション性があり、比類なき快適さを提供します。オープンセル構造による通気性があり、独自の配合により耐久性も兼ね備えております。足裏に隙間なく適度な硬さでフィットし、踵部分の安定感を高め、力を無駄なく伝えることで、歩行時のパフォーマンス性をアップしました。
出典:DAIYU
ハイブリッドということでどういう意味かと思っていましたら、要するに色分けの部分通り、青い部分が滑りにくいアシックスグリップ。
緑の部分が高耐久性のAHAR素材ということの様です。
アウターソールの中足部にはグリップ性に優れたASICSGRIP。つま先・かかと部には耐摩耗性に優れた、AHARPLUSを採用。グリップ性と耐摩耗性を両立し、快適なランニングをサポートします。
出典:アシックス
最近では200g前後のシューズが多い中、重めの部類に入ると思います。
- 重さ:約305g(27cm)
- ヒール高:41.5mm
- ドロップ:8mm
アシックス・ゲルニンバス26【レビュー】サイズ感
サイズ感はいつものサイズで私は大丈夫でした。
足長の実寸が25.2cmなので、25.5cmでちょうど良かったです。
私は足幅もDなので、どちらかと言えば甲が細いタイプです。
アシックスのスタンダードは2Eなので少し広いほどです。
ランニングを始めた当初、サイズ感という時になんとなくいつもの普段ばきのスニーカーなどと同じサイズを選んでいました。
26.5cmのシューズを選ぶことが多かったです。
むしろ調べたら、足先に1cmから1.5cmの余裕があるサイズを選びましょうという情報が多かったので、少し大きめを選んでいました。
好みの問題もあると思いますが、私は自分の足の実寸を計測して、足にピッタリとあっているシューズを履いた時の走りやすさに感動したのを今でも覚えています。
大きめのシューズを選ぶというのは普段ばきでしたら問題はないと思いますが、ランニングシューズでは走りにくいと思います。
靴紐をきつめに締めなければならないし、無意識のうちにシューズの中で足が動かない様に力んでいたと思います。
ガバガバの手袋をつけて車の運転などをしたら少し不自然な様に、ランニングに使用する靴もぴったりとしたものの方が扱いやすいです。
足指の先に血豆ができてしまう原因も実はシューズの中で足が動いて、指先が当たることが原因だと言われています。
いつものサイズを定期的に見直して自分にあったサイズを選ぶことがとても重要だと思います。
私はランニングシューズは全て25.5cmを選択していますが、今まで問題があったことはほとんどありません。
シューズの用途などを考慮して、アッパーのフィット感は変わってきますので、基本的に高速用のメタスピードシリーズと、ジョグ用のゲルニンバスのフィット感はメーカーの技術者によって調整されています。
メタスピードのアッパーの方がぴったりと張り付く様なフィット感ですし、ジョグ用のシューズはもう少し遊びのあるフィット感になっていますが、それらの全てのサイズで25.5cmを選んでいます。
最近はアプリなどでも足のサイズを計測できると聞いたことがありますが、アナログな方法が今でも良いと思います。
この機会にぜひご自身の実寸を計測してみてください。
アシックス「足のサイズの測り方」
A4のコピー用紙の上に足を置き、鉛筆でぐるりを書いて測りました。
お店などに行った時も自分の実寸のサイズと、ワイズ(足幅)をショップのスタッフさんに伝えることで明確にサイズ選びをすることができます。
アシックス・ゲルニンバス26【レビュー】実際使用してみて良かった5つのポイント
1.クッション
このシューズの最大の特長です。
私がゲルニンバスを購入した理由はアキレス腱をいためてしまったことがあり足に優しいシューズを探していました。
確かに薄底シューズを履いて足裏を鍛えることも大切なことだとは思います。
私がランニングを始めたのは2018年ごろだったので、すでに時代は厚底の流れでした。
私自身も初めて履いたシューズはGT2000でした。何世代目かは忘れてしまいましたが分厚いソールでした。
私も現在サブ3を目標としているので、薄底もたまには履かなければならないかとも考えますが、慣れていないので細かな筋肉、関節や骨が痛くなったりします。
せめてジョグシューズぐらいはしっかりとしたクッションで心肺と筋肉の両方がリカバリーできる様なシューズを探していたところゲルニンバスに辿り着きました。
足には本当に優しい当たりで足裏への衝撃は緩和されます。
私の個人の感覚としては50kmほど使用してクッションが落ち着き、足に馴染んだ感覚がありました。
最初の時はフカフカし過ぎている様に感じてなんとなくもたつく感じがありましたが、馴染んだぐらいでちょうど良くなってきました。
2.プロネーションがニュートラル
自分がどういうタイプのプロネーションがあるかを知りシューズを選ぶことは有益です。
- 着地の際に、かかとが大きく内側に倒れ込み過ぎている状態をオーバープロネーション
- 着地の際に、かかとの内側への倒れ込みがあまりみられない状態をアンダープロネーション
この様な感じです。
私はどちらかというと足の外側が張ってしまうタイプのほぼニュートラルに近い、アンダープロネーションのタイプです。
オーバーの方にはゲルカヤノシリーズを、アンダーの方にはゲルニンバスシリーズをアシックスは提案してくれています。
もっとサポート機能が欲しい方はGT 2000シリーズなどを選ぶのが良いと思います。
ナイキでいうところのリアクトインフィニティシリーズですよね。
私はほぼニュートラルなのでゲルニンバスがしっくりきます。
3.アッパーのフィット感
アッパーがかなり靴下の様に吸い付くフィット感で、足全体が優しく包まれている様に感じます。
かかとの内側にもクッションがあるので、足あたりは全体的にとても優しく感じました。
ただ最初の2回目ぐらいまではアッパーの締め付けがややキツく感じましたが、3回目に履いた以降は気にならなくなりました。
少し馴染んだぐらいでアッパーはちょうど良い感じになってきます。
4.重さはポジティブ
重たい靴を履いて走ると早く走ることを諦めることができるので、しっかりと本来の目的であるゆったりとしたジョギングという最初に決めたメニューを守ることができます。
軽い靴でもジョグはもちろんできますが、調子が良いとどんどんテンポアップしてしまうので疲労を残さない様に走るつもりが、良いペースで走ってしまったという苦い経験を何度もしています。
私はシューズによってそのシューズの最速スピードを設定しています。
ゲルニンバスは5:25/kmまでの設定です。
これはそれぞれの走力に応じて変わってくると思います。
5.耐久性
アウトソールはゴムがびっしりと貼られていますし、クッション部分もフライトフォーム・ブラストプラス・ECOだけではなくピュアゲルが入っていることでクッションも長持ちしてくれると感じます。
どうしてもアウトソールの反発素材だけだとソールのへたりとともにクッションがなくなって来る様に感じます。
その点ゲルニンバスはアッパーの素材の分厚さや、作りの重厚感からみても総合的に長持ちしそうな印象を受けるシューズです。
アシックス・ゲルニンバス26【レビュー】気になったポイント
・良くも悪くもジョグシューズ
用途があると思いました。
シューズ自体も重く、ソールも分厚いので早く走りたい時には向かないと思います。
シューズそれぞれの目的があるので、ペースを上げて走りたい方には向かないのではないでしょうか。
ゆったりとマラニックを楽しんだり、リカバリー目的、健康目的などでこつこつゆったり走りたいという方にはぴったりのシューズです。
私はリカバリーやLSDでの使用を目的としています。
・価格
全体的に様々なギア自体が値上がりはしていますが、シューズも同様です。
19,800円という価格は価値観それぞれあるものの小さい額ではないかなと感じます。
楽天市場や、アマゾンなどではおおよそ通常安い時で、10%クーポンにポイントが付く様な価格帯での購入が一般的です。
少し安くなり値下げされたとしても約18,000円ですが、ある方にとっては普段の練習から、マラソンを走る目的でも使用可能です。
私個人としても安くは感じないですが、耐久性や、満足度を考えたら購入して後悔するような製品ではありませんでした。
良い価格ですが製品も素晴らしいので、その分しっかりとお世話になって、楽しくランニングできたらその価値はあると感じます。
一度購入したら大体1,000kmほどは使用しますので、1年ぐらいは余裕で着用期間があります。
最終価格に関してはそれぞれの価値観があるので、正解はありませんが私はこのシューズは妥当な価格かなと思います。
まとめ:アシックス・ゲルニンバス26【レビュー】快適なジョグ用シューズ|サイズ感も合わせて!
今回はゲルニンバス26のレビューをしてきました。
総合的には私はかなり気に入っています!
ランニングをこれから始める方の一足目にはGT2000などから入られる方が良いのかなと正直思いますが、ある程度、筋や筋肉などが形成されたランナーにとっては良いシューズです。
公園のランニングコースや河川敷などの場所はアスファルトではなく、石畳や、コンクリートが使用されている場所が多いので、意外に足への負担があると思います。
薄底シューズで足裏を鍛えることも大事かと思いますが、私の場合、楽しむためにもランニングをしていますので毎回修行の様には考えていません。
景色を見ながら、ゆったりと走りたい日にはぴったりのシューズだと思います。
この記事を書いた時点では80kmほどの着用でしたが、また使用を重ねて距離が伸びてきましたら、追記などで更新していきます。
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てば嬉しいです。
【記事の中で紹介させて頂いた製品】
アシックス ゲルニンバス26