『ARTIFISHAL』アーティフィシャル|パタゴニアの映画を見て感じたことの感想文です。
現在はYouTubeで全編が公開されています。
映画の内容については少しだけ触れています。
必要な方にこの情報が届いて欲しいと思いこの記事を書きました。
”『ARTIFISHAL』アーティフィシャル”とは?
野生の魚と川を守るために作られたパタゴニアのフィルムです。
このタイトルは英語で『人工的』な意味の”ARTIFICIAL"を文字って作られた造語です。
本来は自然のサイクルの中で行われている営みを、人間が人工的に作ったことによっての地球への影響。
タイトルにある通りに、「絶滅への道は、善意で敷き詰められている」と書いてありますが、まさにその通りであります。
私たちが良かれと思ってしていることも、地球にとってはまったく有り難くないこともある。
今はYouTubeで前編が公開されているのでぜひ観て欲しい。
作品について
制作責任者:イヴォン・シュイナード(Yvon Chouinard)
監督・プロデューサー・共作者:ジョシュ・マーフィー(Josh Murphy)
概要:2018年アメリカ制作
上映時間:75分
本編はここからご覧いただけます。YouTubeへのリンクです。
個人的な映画を見ての感想文
今までもパタゴニア社は、どこよりもオーガニックコットンを早い段階で採用したり、ペットボトルをリサイクルしてフリースを作ったりしてきました。
2013年からはアウトドアのアパレルだけではなくて、食品の販売を始めています。
パタゴニア社の掲げるミッションステートメント(使命)は『私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む』と掲げている通り、実は食品によって世界を救うことができるといっています。
パタゴニア創設者のイヴォン・シュイナード氏も、
「これは、当社が手掛けたプロジェクトの中で一番重要なものだと言える。世界が救えるかもしれないのだから。」
と著書の”新版 社員をサーフィンに行かせよう――パタゴニア経営のすべて"の中で語っています。
この辺りの詳細については全部を書くことはできませんが、工業型のアグリビジネス(農業ビジネス)を変更する。
例えではありますが、本来の作物が育つサイクル、食物連鎖をはじめとして、土を耕すミミズなどに立ちかえれば土地が炭素を吸収してくれるので、地球を温めている温室効果ガスを減らすことができるというものです。詳しい内容はこちらの本が参考になります。”これ、食べていいの?: ハンバーガーから森のなかまで――食を選ぶ力”
そのために、以前から同社作品の「ダムネーション」などでも鮭が川に帰ってこれるように、もう必要のなくなったダムを撤去するように活動もしている。
今この2020年に、仙人のような暮らしに急に戻るというのはあまりにも非現実ではありますが、そこそこ便利にというところで満ち足りる自分へと変えられていく必要はこの時代あると思ってます。
大量生産、大量消費はいつまでも続かないし、終わりがない。
こういったまともな人たちのまともな意見が世に広く浸透して欲しい。
とは言え私自身も生活の中で、プラスチック製品を消費して、インターネットでの買い物を楽しんではいる。
完全とまでは行かない中でのジレンマを感じつつも、今自分ができること、正しいと思っていることについては行動していきたい。
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事があなたのお役にたてば嬉しいです。
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