最近の私はこの様に感じていました。
今回はクリフトン7のレビューをしました。
実際に200キロ走ってみたランニング用途として、また普段使いでも活用できるのでそのあたりも気に入っています。
最近ではすでにクリフトン8も発売されていますが、クリフトン7の機能でも普段履きや、通常のトレーニングにはじゅうぶん使える印象です。
メーカーの最新モデルは価格も高いです。
型落ちとはいえ最新モデルなので、賢く購入されるのも良いかと思います。
ホカオネオネ|クリフトン7【レビュー】スペックや詳細、歴史など
2021年8月28日時点の、200キロほど走行したところで撮影をしました。
アッパー側にはほとんどダメージはありません。
表の素材が裂けてきたことなどはこれまで使用してきたホカオネオネの他のモデルでもなかったので、素材自体は丈夫だと感じています。
外観
やはり全体的に厚いソールが印象的です。
特にヒール側は下に向かって台形型に広がっているのが特徴的だと思いました。
この形状が独特の安定感を生み出しています。
特徴
アッパー
・オープンエンジニアードサンドイッチメッシュアッパーが優れた通気性と快適性を提供
・軽量のガセットがタンのずれを防止
・靴ひも穴周りを補強し、耐久性を向上
・新しい垂直方向のプルタブで着脱が簡単ミッドソール
・かかと付近から始まるメタロッカーでスムーズな走り
・フルコンプレッションのEVAミッドソールがホカ™ならではのクッション性を提供アウトソール
・傾斜のあるヒールで滑らかな着地
・本質的に安定したフラットウエスト形状
・広い接地面により、滑らかで安定した走り心地
・摩擦の多い部分にのみラバーを配置し、重量を軽減
重量
重量は横幅が通常モデルで25.5cmの場合は227グラムでした。
ホカオネオネの歴史
2009年にフランスでのアネシーで生まれたブランドとのことです。
まだ11年ほどですがすでに世界で愛されているシューズです。
一時期ダッドスニーカーとしてファッションユーザーにも人気が出ましたが、これに関してはパタゴニアのレトロXと同じ様に、そのメーカーが好きな人からするとなんとも微妙な心境です。
すこし流行なども落ち着いてきまして、普段履きとしても履きやすくなってきたように感じています。
以下、公式ページより
「急進的な変革は、しばしば単純な問題を解決しようとする時に起こります。私たちの当初の目標は、下り坂を速く走れるシューズを開発することによって、エンデュランスレースでのタイムを向上させることでした。その開発過程の中、私たちは全く新しいランニングシューズのコンセプトを思いつき、私たちの新しいシューズは、上り坂でのパフォーマンスも向上させることができました。試行錯誤しながら、私たちは、過酷な条件下で100マイルを走破するアスリートに役立つシューズを新たに開発することが、すべてのランナーのパフォーマンスを向上させると気付いたのです。」
HOKA ONE ONE 創設者 Co-Founders
ジャン・リュック・ディアード & ニコラ・マーモッド
↓こちらの動画は公式サイトでも紹介されているホカオネオネのストーリーフィルム(ブランドムービー)です。
字幕を日本語に設定すると翻訳バージョンを観ることができます。
https://www.hokaoneone.jp/brand-origins-video.html
ホカオネオネ|クリフトン7の【レビュー】サイズ感
サイズ感に関しては結構好みもでるかと思います。
本当に一番良いのはニューバランスの直営店などで3Dスキャンをしてもらい、自分の足幅と、縦のサイズを知ることがまず一番大切だと思います。
ついついやりがちなのは、大きめのサイズを選ぶことです。
ランニングシューズは形状的に曲がる場所というのがある程度設定されているので、大きいサイズを選びすぎると本来意図したところと違うところでソールが曲がってしまいます。
また靴の中で足が動いてしまうので、爪が割れたり、青くなったりしてしまいます。
足が動くのを防ごうと靴紐をきつく締めると、本来足に備わっている関節の機能なども活かせなくなり、ペンギンの様にパタパタと走ることになります。
これではシューズが活かせないのでサイズ感は重要です。
3Dスキャンは少し手間もかかりますし、時間もかかってしまいます。
私の場合はアシックス公式サイトが準備してくれている足の計測方法のページを利用するのが一番手軽で間違いがないと感じています。(A4サイズのコピー用紙を足の下に敷いて、鉛筆でなぞるとうまいこといきます。)
クリフトンのサイズ感として、私の場合は上の計測方法では実寸が25.3cm、ウィズ(ワイズ)はDワイズです。
ランニング用途では25.5cm
トレイルランニング用途では26cm
上記で問題ありません。
わりと縦には長い印象なのでサイズを上げない方が良いと思います。
足幅が甲高できつい場合はサイズを上げずに、ワイドサイズがあるモデルを購入するのが間違い無いです。
(ファッションとして履く場合のモデルはサイズUPも問題ないかと思います。)
私と同じ25.3cmの方でもEワイズの横幅がある方は、26cmではなく、25.5cmのワイドモデルが懸命かと。
さらに最初足を入れた時よりも、ソールの中のウレタンフォームがやや落ち着いてくるので、サイズは少し大きくなります。
最初の100キロまでは少し違和感があるかもしれませんが、そのあと生地やウレタンフォームが落ち着いてきて、靴ずれなどのトラブルも落ち着きます。
ぜひ足にフィットしたサイズをお試しになってみてください。
私の場合、走るのが今までよりも少ない力と疲労感で長い距離が走れる様になりましたし、怪我なども少なくなりました。
ホカオネオネ|前モデルクリフトン6との比較
サイド部分の補強ステッチがクリフトン7では取り除かれています。
ソール部分は変更なしです。
6がオールブラックなので見えにくいですが、ソールのパターンには変更がありません。
黒の方は普段履きとしてもかなり履いているので、ソールのスリ減りは距離の割りに大きい印象です。
結構違いを感じたポイントでした。
シュータンとソールが繋いであるために靴下を履く様な一体感が生まれています。
紐を結ばなくても良いぐらいのホールド感がありますので、好みは分かれるかもしれません。
私は最初はとても違和感がありましたが、少しシューズを履き込むことでインナーのメッシュが馴染みました。
今では気に入っています。
ココがおすすめ
全体的なホールド感はかなり高くなっている
ライナーやインソールも変更なしです。
ホカオネオネ|クリフトン7の良かった5つのポイント
1.クッション性
マシュマロクッションとメーカーがうたっているとおりに確かなクッション性です。
足への負担はかなり軽減されている様に感じます。
長い距離を走る際には薄底の靴だと足裏が疲れますがその様なこともありません。
膝や腰などに不安がある方はお試しになられても良いかと思います。
2.履き心地
アッパーが柔らかく、包み込む様な感覚があるので履き心地は良いと感じました。
かかと部分も結構しっかりとホールドしてくれます。
3.耐久性
以前にもクリフトン6のレビューを書いたことがありましたがその時も相当使いました。
記事を書いた時は600キロぐらいでしたが合計では最終1000キロは使ったと思います。
普段使いがメインで使用されるとしたらかなり長持ちします。
よければこちらも参考にしてみてください。
4.ファッション性
ランニングやジムなどだけではなく、普段使いができるのがホカオネオネの良いところだと感じています。
今回のクリフトン7のカラーはちょっと着こなすの難しそうですが、クリフトン6のオールブラックは比較的どんな服にもコーディネートしやすく履く頻度は高いです。
ランニング用途でも昼間ならオールブラックでも視認性的にも問題がないですし、普段着と兼用することもできあます。
私の場合オールブラックは以前に購入しましたし、夜にランニングをする機会もわりとあるので今回はちょっと爽やかなカラーをチョイスしてみました。
このカラーでも個人的には気に入っていて意外に合わせやすいので、普段履きしてます。
5.軽さ
ランニングシューズだけあって相当軽いです。
25.5cmで220グラムほどなので両方合わせても440gです。
この程度ならカバンにいれて旅行先に持っていくのも苦になりません。(かさは結構ありますが)
ローテクスニーカーのコンバース系のシューズも意外と重量はあります。
自分が持っているジャックパーセルは約350グラムありました。
合わせて700グラムなので結構重たいです。
革靴だともっと重量がありますし、やはり軽いのは足への負担も少なく疲れも軽減されます。
ホカオネオネ|クリフトン7の気になった2つのポイント
・ソールが柔らかすぎる
クッション性が高く良い面でもありますが、デメリットに感じる場合もありました。
歩いたり、走ったりしている場合にはクッション性が良い方向に機能してくれますが、立ちっぱなしであまり動かない時には安定性が低い様に感じました。
常に柔らかい物の上に立っている様な感覚がありますし、厚底なので地面から少し浮いている様な感覚です。
走っている時はこの柔らかさが、水に高いところから飛び込んだら固くなるのと同様にちょうど良いのですが、じっと立っている場合は足が疲れる印象でした。
逆に本来のランニングの用途としてはさすがよく考えてあるという様に感じました。
・締め付け感が強すぎるかも
シュータンとライナーをつなぐメッシュ(靴下の様な)の機能があるおかげで、ホールド感がかなり高いです。
私は甲が薄い方ですがなかなかのホールド感があるので、甲高の方はサイズを間違えると相当きつくなってしまうのではないでしょうか。
ご自身の足幅をお調べになって、必要があればワイドサイズのタイプを購入されるのが良いかと思います。
最終手段としては、ハサミなどでタンとライナーを繋いでいるメッシュの部分をカットされるのもお一つかと思います。(個人的な見解です)
・価格
価格は感じ方は人それぞれですが、私の場合定価17,600円で買うには高いと感じます。
楽天ポイントが付くタイミングや、セールなどで30パーセントオフになったタイミングが買い時だと思っています。
クリフトンに関しては速く走るための最先端の機能が詰め込んでいるわけではなく、多くの方にとっては普段履きや、ジョグトレーニング用かと思います。
本当にマラソンなどで記録を狙うなら、ヴェイパーフライ系のカーボンプレートが入っているタイプのものの方が最適です。(ホカオネオネならカーボンXなど)
そこまで最新モデルである必要性を感じませんので「最新」にこだわらなくても良いのかなといった印象です。
お色などで気に入ったカラーがある場合は構わず購入されるのも一つですね!
まとめ|ホカオネオネ|クリフトン7【レビュー】サイズ感や前作6との比較も!
ホカオネオネの歴史から、クリフトン7のスペックや機能を見てきました。
もう2つ前のモデルとなる6との比較もしてみました。
私がクリフトン8を購入する頃には、もう9や10が販売されているかもしれません。笑
その時はまた購入して履いてみたいと思います。
それほど気にいっており、また次回も同じモデルを買いたいと思わせてくれるクリフトンシリーズはさすがホカオネオネの定番なのかもしれませんね!
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てば嬉しいです。
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