以前の私はこのように考えていました。
2020年の春にパタゴニアから発売された新作【Slope Runner Endurance Vest|スロープ・ランナー・エンデュランス・ベスト】のレビューです。
これから新しいトレランパックを検討されている方におすすめできる品質でした。
アウトドアブランドというだけありまして、流石という印象を受けました。
この記事の内容
パタゴニア・スロープ・ランナー・エンデュランス・ベストのレビュー
パタゴニア公式サイト スロープ・ランナー・エンデュランス・ベスト3l
【スロープ・ランナー・エンデュランス・ベスト】製品詳細
詳細のスペックに関しては公式ページでも掲載がありますので、簡単に触れる程度にします。
個人的な使用感や、感想などをレビューしていきます!
パタゴニア【HEK】ハイ・エンデュランス・キットとは?
「標高と天候と気温の急激な変化をともない、ランニングとクライミングの狭間をいくような状況のために、パタゴニアのアスリートたちからの意見を取り入れてデザインされた一体型のシステムがハイ・エンデュランス・キット。」
出典:patagonia
製品詳細
素材:本体:3.6オンス・200デニール・ナイロン・モノメッシュ100%。パネル:1.5オンス・20デニール・ナイロン100%(リサイクル・ナイロン54%)。DWR(耐久性撥水)加工済み
重さ:175 g (6.2 oz) 37 x 41 x 1 cm
価格:17,600円(税込み)
付属品:容量500ミリリットルの2本のハイドラパック製フラスク
【レビュー】スロープ・ランナー・エンデュランス・ベストの細かい仕様など
製品の細かい仕様やポケットの位置など、また実際に使用してみた感想などです。
トレランのパックという呼び方をしますが、ベストとネーミングされている理由があり、とても体にフィットします。
ポケットの位置や、素材など細かいところにまで細工がほどこされています。
上部ポケット
背中のジッパーはパックを背負ったままでも開け閉めできて、貴重品を引っ掛けるフックがあります。
伸縮性があるのでエイドキットや、補給食などなんでもいれることができます。
このポケットが高めの位置にあることで、背負ったまま取り出しやすく、開け閉めが可能です。
また、背負うとちょうど首の後ろあたりになるので重さを感じにくいです。
フーディニJKTなども十分に入るサイズでした。
サイズ感
私が165㎝60㎏でSサイズがちょうど良いです。
私より小柄な方ならXSサイズ、175㎝ぐらいの方でも細身の方ならSでサイズは合うかと思います。
私の場合でもほぼベストが空の状態であれば、XSサイズでも大丈夫ですが、ある程度荷物をパッキングすると後ろに引っ張られるのでSサイズがぴったりです。
胸囲がある方や、筋トレなどしておられる方の場合はサイズUPが必要になります。
サイズに関しては実際に直営店で確認された方が確実です。
こういったアイテム全般に言えることではありますが、試着しても実際に使用してみると違う印象があるので難しいところです。
荷物などを持参して、スタッフさんと相談しながら決めるのが最善の方法です。
いろんなメーカーからトレランパックは出ていて、フリーサイズの物も多いです。
フリーサイズの場合は、調整紐などで体に合わせることができるのがメリットではあります。
一方で体に合っていないのに、合っているような気になってしまうデメリットもあります。
ですがパタゴニアの場合4サイズ展開していることでしっかり体に合ったパックを選ぶことが出来ます。
そのフィット感はフリーサイズでは味わえないフィット感が得ることが出来ます。
ぜひ、店頭で使う場面を想定しつつ選ぶことをお勧めします。
パタゴニアのスタッフさんはアウトドアアクティビティが好きな方が多いので安心です。
この辺りもパタゴニアの良さですね!
パタゴニアではサイズ交換ができます。
未使用なら無償で対応してくれるので、違和感があればすカスタマーサービスに相談されるのが良いと思います。
パタゴニアのカスタマーセンターはとても親切、丁寧にご対応してくださいます。
ココがおすすめ
アフターケア、カスタマーサービスが充実している
前面ポケット
背中の部分は細かいメッシュ素材(あまり伸縮性はない)ので、中に入れているものは汗や蒸気で濡れます。
濡れてしまって困るものなどはジップロックなどに入れるようにしています。
体型や好みにもよるかと思いますが、私の場合は文房具屋で販売している柔らかい下敷きを荷物と背中の間に挿入しています。
このような下敷きです。
私の様にトレランベストの背中の辺りが気になりだすと、集中できない方には良い解決方法になります。
ライトやエイドキットなどの硬いものが背中に当たって痛みが出るのを防止してくれます。
そのデメリットとしては本来の汗の乾きの速さを失ってしまうこともあるので気候や季節、距離に応じて使わない日もあります。
胸の4つのポケットは深い方と浅い方があり、深い方には付属品のフラスクがちょうど入ります。
スロープ・ランナー・ベストは細めのポケットだったので、フラスクがとても入れにくかったです。
ちょっとしたことなんですが、疲れが出ている時などは些細なことが気になるので、改善されているのはポジティブな面でした。
それとは逆に、ポケットの中にフラスクが入り込んでしまうということもあるので、ポケットのサイズ感はかなり難しいところです。
浅い方のポケットには、ジェルなど入れることができます。
携帯電話ですが、スロープ・ランナー・ベストには胸に縦型のジッパーポケットがあり、スマホなどが入れれましたが今回は無くなっています。
スマホは前面ポケットに一応入ります。
歩いている時はなんともないですが、走ると結構揺れるのと、前屈みになったときに落ちるのでここのポケットには入れにくいです。
パックにスマホは入れないおつもりでご計画されるのが良いかと思います。
私の場合だとスマホをランニングショーツ(ストライダー・プロ・ショーツを使用)のポケットに入れています。
ショーツを履かない時期は、FlipBelt(フリップベルト) という腰に巻くタイプのベルトポーチを使用しています。
冬場はパタゴニア製品だと、ウィンドシールドパンツにはサイドポケットが付いているのでそこに。
テルボンヌジョガーズの場合は後ろポケットに入れています。
↓パタゴニア公式ページ製品詳細へのリンク
パタゴニア公式サイト メンズ・ストライダー・プロ・ショーツ 5インチ
パタゴニア公式サイト メンズ・ストライダー・プロ・ショーツ 7インチ
パタゴニア公式サイト メンズ・テルボンヌ・ジョガーズ
前面ストラップ
胸のストラップは非常にシンプルな仕組みです。
フックは引っ掛けるだけで、ストラップは伸びない紐です。
プラスチックの「パチン」と差し込むタイプだと、割れてしまったときに不便ですし指を挟むと痛いです。
またストラップがゴムだと伸びてきてしまうので、そのあたりの問題もなさそうです。
ただ、ゆるく張っていない状態で引っ掛けるとすぐに取れてしまいます。
また引っ掛けにくいというレビューも見かけましたが、使っているうちに型が付いてくるのと、使い方に慣れてきますのでそこまで不便には感じませんでした。
メモ
修理やリペアも簡単そうです
直営店に持って行ったらすぐ直してくれそうですね!
付属のソフトフラスク
付属品のソフトフラスク。
最近は背中に背負うタイプのハイドレーションを使う機会が、ほとんどなくなってきました。
個人的にはボトル型だと水分の残量が分かるのと、補充がしやすいので気に入っています。
水を飲んでいると自然と空気が抜けるので、走って揺れてもボトルの中で水が動かないのがフラスクの良い点だと思います。
(自転車用ですが、個人的にピュリストのボトルは好きです。)
【ピュリスト】スペシャライズド公式
ポケッタブルに収納できる
ポケッタブル機能もありますので、持ち運びに便利ですね。
トレランを1日楽しんだ後、カバンに入れる時も助かります。
トレランパックの中には、帰りの電車などで汗をかいたウェアや、背負っていたパックをまとめていれる用のトートバックを入れています。
ショッピングバックとしても使えますが、ポケッタブルになるグラナイトギア エアキャリアーを使用してます。
70グラムと軽く持ち運びやすいです。
それと生地が防水で密封性があるので、水に濡れたものでも大丈夫ですし、汗のにおいなども気にならないので気に入っています。
スロープ・ランナー・エンデュランス・ベストにパッキングしてみました。
パッキングリスト
- ヘッドライトと手持ちのライト
- フーディニ(ナイロンのウインドシェル)
- 着替えのシャツ
- ジェル3つ
- エイドキット
まだ容量の50%ぐらいだと思います。
背中のメッシュ部分にはJKT類なども収納できるので、見た目以上にかなりの収納力があります。
とは言え、このパックは通常のハイキングで使用するパックとは違いますので、なにを持って行かないかを決める必要がありそうです。
もう少し余裕を持って、重くなっても良いからもっと色々と持っていきたい方はスロープ・ランナー・パック8Lの方が良いです。
まとめ:【レビュー】パタゴニア・スロープ・ランナー・エンデュランス・ベスト
私個人としてはかなり気に入りました!
以前からパタゴニアのトレランパックはありましたけど、ちょっと旧タイプというか、前のフロントのポケットが小さかったり、走りながら出し入れできる収納場所がありませんでした。
価格も安くはないですが、フラスクも2本入っています。
前作の時の付属品を1年半年使っていますが、耐久性があり破れてきたりはしてません。
パックを背中から下ろさずに背中のメッシュの辺りにインサレーションJKTなどを入れることができます。
上部のポケットにも手が届きやすく使用しやすかったです。
前作のスロープランナーシリーズも現在も使用していて十分気に入っておりますが、より使いやすくなっていました。
けんこう骨が硬い方などでも届く範囲が近くなったので、とても使いやすくなったと感じます。
容量があまり大きくはないのでその辺りのパッキングなどには、すこし技術が必要になってくるかなと思いました。
パック自体も軽いですし、長時間背負っても全くいたくならないのが不思議なほどです。
今回の新作のパタゴニア・スロープ・ランナー・エンデュランス・ベストはかなり良いです!
流石!パタゴニア!
今日は以上です。
最後まで御読みいただき、ありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てば嬉しいです。
【記事の中で紹介させて頂いた製品】
パタゴニア公式サイト スロープ・ランナー・エンデュランス・ベスト3l
パタゴニア オンラインショップはこちら
【トレイルランにあると便利なもの】