トランスアルプスの履き心地はどうなのかな?
以前の私はこの様に考えていました。
この記事では、モントレイルのトランスアルプスⅢのレビューをしました。
前作のトランスアルプスⅡも2年間愛用しておりましたので、前作との比較や、新しいモデルで実際にトレイルを歩いてみました。
これから、モントレイルのトレイルランニングシューズを検討されている方のお役に立てれば幸いです。
この記事の内容
- トランスアルプスのレビュー
- 前作との比較
- トレイルでの実際の着用感
【レビュー】モントレイル|トランスアルプスFKT Ⅲのファーストインプレッション
足場の悪い山岳エリアで安定性とスピードの両立を求めるランナーに向けて開発されたマウンテンランニングシューズ。急峻で岩場の多い山岳コースにおいてもスムースな走りを確保する、剛性、サポート性、グリップ性を合わせ持ちます。
特長
【アッパー】
耐久性と通気性を備えたメッシュ素材とサポートパーツを溶着した縫製のないアッパー構造で軽量化を実現。保護パーツで守られたつま先とかかと部分により、険しい岩稜帯でも耐久性を確保します。また、パワーメッシュのソックライナーを内蔵し、抜群のフィット感を生み出します。
【ミッドソール】
FluidFoamミッドソールが並外れたクッション性、柔軟性、サポート性を実現。
【アウトソール】
全面に施されたのラバーアウトソールに、必要最低限のシールドを組み合わせ、中足部の捻れを防ぎつつ、軽量性を保ち、より自然な足さばきを実現します。仕様
●ソールの厚さ つま先側:10mm かかと側:18mm
●ソール前後の高低差(ドロップ):8mm
●アウトソール溝の深さ:6mmおすすめシーン
●森林限界を越える岩の露出の多いトレイル ●ガレ場やザレ場の登山道 ●砂混じりのトレイル ●距離:ロング
公式ホームページのコメントなどからわかる部分もありますが、わからない部分もあります。
そのような実際の着用感や、イチ市民ランナーとして正直な感想を書いていけたらと思っております。
サイズ感と履き心地
26㎝をチョイスしまして、ぴったりです。
サイズ感はメーカーに限らず。同じメーカーでもモデルによってかなりサイズ感は変わってきます。
履いた印象は縦に関してはサイズ通りといった感じでしたが、幅は細いです。
私の場合、足の実寸が25.3㎝(足の実寸の測り方)のDワイズです。
日本人にしてはわりと細い方ですがハーフサイズアップでジャストです。
Eワイズ、EEワイズの方は1㎝アップをおすすめします。
パワーメッシュのソックライナーがシューズ本体と、ベルクロをつないでいますが、これが思っている以上にホールド感を生みます。
モントレイルFKTでもこのハーネス仕様を採用しています。
ある程度、履いている間に馴染んではくるものの結構な締め付け感(よく言えばホールド感)があり、普段ばきで履く場合ですと、ヒモを結ばなくても大丈夫なほどです。
ソールとグリップ力
ソールは固いです。
ホカオネオネ のチャレンジャーATR5というモデルも履いており、こちらはフカフカで柔らかいですが、こちらは対照的にカチッとしたソールです。
クッションはありますが、フカフカっとした感じではなく足の裏にしっかりと板が入っているような印象でした。
ソールのグリップ力に関してはどんな路面でもかなりのグリップ力を発揮してくれます。
さすがお勧めの距離はロングというだけはあります。
重さ
ロードシューズの場合軽さはかなり重要視されますし、私も重要視してます。
ですがトレイルランニングのシューズに関しては軽すぎても頼りなく感じますし、ある程度の重量がある方が安定感があります。
さらに重量があっても不思議なことですが、足捌きなどは軽く感じるシューズもありますし、重量だけではわからない部分が多いです。
【レビュー】モントレイル|トランスアルプスFKT Ⅲ 前作との比較
前作のトランスアルプスⅡですが、約50グラム重たいです。(26.5㎝)
こちらのトランスアルプスⅡのソールがとても優秀で気に入っているポイントです。
約1000キロはトレイルとロードを合わせて履いていますが、ソールがほぼ減っていない。
これは驚きでした。
新しいモデルと比較してもそれほど変わらないぐらいにソールのラグは残っていました。
実際に気に入っておりましたのでまだまだ履くことができましたが、トレイルランニングを始めた当初に購入したため、少し外側に傾いてしまう癖がついていることと、サイズ感の好みが変わったため泣くなく新調することにしました。
最初の頃は大きめの方が良いという意見を多く目にしてそのようにチョイスしましたが、だんだんとトレランに慣れてきますと、大きく感じてしまいました。
自分の中で変化があることは仕方のないことですね。
最近はロードではぴったり目、トレランでもちょっとつま先に余裕がある程度のものを選ぶようになりました。
走り方も少しは良くなったのだと思ってます。
トランスアルプスFKT Ⅲで実際にトレイルを走ってみた印象
雨でした。(泣)
結構な雨でしたが、グリップ力はさすがの印象です!
特に下りの時は素晴らしいです。
靴の重量は個人的には気になりませんでした。
特に違いを感じたのは、シューズタンとシューズを一体化させるハーネス仕様を採用していることだと感じました。
ココがおすすめ
シューズタンとシューズを一体化させるハーネス仕様を採用
これによって下りでも靴の中で足が靴の爪先側に動いてくることがないので快適に走れましたし、痛くなることもなかったです。
前作と大きく変わったのは圧倒的にフィッティングがよくなっている印象を受けましたし、これから履いて馴染んでいくごとにさらに調子が上がってくると思います!
まとめ:【レビュー】モントレイル|トランスアルプスFKT Ⅲ
前作から愛用しているモデルなので、最初から「良いであろう」と期待をしておりましたが、その通りでした。
このシューズをお勧めしたい方
- 速さより→”安定感”を求める
- ハイキングでも履きたい
- 長い距離を歩くことを目標にしている
- 足首などが強くない方
- 実は初心者の方にお勧め
速く走ることはもちろん可能ですが、トレイルをトップスピードで駆け抜けたいという方はカルドラドIII 、 F.K.T.ライト、 F.K.T.アテンプトなどの方が適していると思います。
速さよりも安定感を求める方にはこのモデルがぴったりだと思いました。
私の場合は年齢も30代後半になりまして、まだまだ持久力はありますが、若い方のような軽快さという意味ではやはりちょっとスタイルが異なります。
そのような年代の方にもぴったりではないでしょうか。
ハイキングなどでも問題なく履けますし、そこそこの重たい荷物を背負っても大丈夫です。
防水ではないのでそこはウィークポイントではあります。
実は初心者の方にこそおすすめしたいモデルです。
足首や足腰がまだしっかりと出来上がっていない方の助けとなってくれるシューズです。
どうしても疲れてくるとシューズに頼りがちになりますが、その時に頼れるシューズです。
上級者が履くような、軽量で、薄いソールの足捌きなどの良いタイプは靴に頼れませんので。ぜひトランスアルプスFKTⅢ、おためしください。
とても良いシューズです。
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役にたてば嬉しいです。
【記事の中で紹介した製品】