最近の私はこの様に感じていました。
これまでのパタゴニアのランニングシャツの中でもかなりの完成度だと思います。
サイズ感や実際に使用してみた感想をレビューします。
耐久性や防臭性にも優れていてあまり汗じみが出ないのも嬉しいポイントです!
カラー展開も4色と多くて好きな色が選べますね!
この記事の内容
パタゴニア・リッジ・フローシャツのレビュー
パタゴニア・リッジフローシャツの【レビュー】素材と特長
スポーツウェアは素材やシルエットから、どの様な用途に使用することができるのかある程度知ることができます。
まずは素材や特徴などを全体的に見ていきます。
【素材】
4オンス・リサイクル・ポリエステル100%のジャカード織りジャージー。吸湿発散性加工とハイキュ・ピュア防臭加工済み。フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用
ココがポイント
ジャカード織りとは以下、参考生地
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャカード織機
https://yamatomi.biz/labo/37984
【特徴】
- 速乾性と吸湿発散性と通気性を促進する独特なジャカード織りを採用した、リサイクル成分100%の軽量な素材
- 活動中も機能性を損なうことなくソフトで快適な肌触りを提供
- 裾の両脇のスリットは活動中のフィット感を向上
- 防臭加工ハイキュ・ピュア防臭加工済み
- 暗い場所での視認性、反射性ロゴ入り
- この製品を製造する工場の従業員を支援するフェアトレード・サーティファイドの縫製を採用
- 重さ 105 g (3.7 oz)
パタゴニア・リッジフローシャツの【レビュー】サイズ感
【サイズ表】
XS | S | M | L | XL | XXL | XXXL | |
身幅 | 44 | 47 | 51 | 56 | 60 | 64 | 71 |
身丈 | 67 | 69 | 72 | 74 | 77 | 79 | 82 |
裄丈 | 43 | 44 | 45 | 47 | 48 | 50 | 52 |
※実製品の寸法と若干異なる場合があります
※日本で販売しないサイズを掲載している場合があります
身長165㎝、体重58kgでXSサイズを着用しています。
Sサイズも試着してみましたが個人的には着丈が長くなりすぎたのでXSサイズで大丈夫でした。
キャプリーンシリーズなどのベースレイヤーと比較すると少し大きめのサイズとなっており、コットンTやレスポンシビリTと同じ様なサイズ感でした。
少し後ろが長くなっています。
袖も長めとなります。
裾に向かって少し広がっていく様な印象です。
パンツは同メーカーのテルボンヌ・ジョガーズ、ブラックを着用。(XSサイズ)
パタゴニア・リッジフローシャツの【レビュー】良かった7つのポイント
①通気性
このシャツの大きな特徴はジャガード織りが採用されていることだと思います。
生地が透けている部分もあり、首元の後ろ側は生地が二重になっているのですが、生地が一枚の部分は薄く、シャツの下も日焼けしていました。
②速乾性
速乾性においては、山と道の商品ページの様に水分保有率までは公表していないですが、脱水が終わった時点で70%ぐらいは乾いている様な印象です。
春から夏であれば脱水が終わったシャツをそのまま着てアクティビティに出かけても、特に気にならないほどかと思います。
夜のうちに洗濯して、室内で干しておけば翌日の朝には十分乾いています。
③立体裁断
肩周りがラグランスリーブなので、肩幅のある方でも着用しやすいです。
また肩幅が狭い方でも肩から落ちることなく快適だと思います。
全体的に立体的に裁断されているので、腰、胸のあたりも動きにくいといったことはありあませんでした。
④耐久性
2022年の新作で2月末から販売されていました。
3月に購入して今は6月ですが、50回程度は着ました。
全く毛玉や破れ、ほつれなどなく新品の状態とあまり変わらない状態です。
少し胸のプリントの部分がくすんだ程度です。
⑤防臭性
ランシャツなので汗をかきます。
少年の頃サッカーをしていましたが、ビブスやサッカーのユニフォームなどに使用されていたポリエステルが良くなかったのか、汗の匂いではなく、汗に雑菌が繁殖して汗とはすこし異なる匂いがしました。
現在では高品質なシャツには防臭機能が備わっていることが多く、汗の匂いはするものの、雑菌が増えてしまったイヤな匂いは全くしませんでした。
トレイルで13時間ほど着用を続けましたが、自分の汗の匂いにイヤになることもなく快適でした。
⑥シマシマの模様
最初にリッジフローシャツを見たとき、とてもこのシマシマが特徴的だと思いました。
これがジャカード織り(ジャガードと言われることもあるそう)の特徴です。
メリットは
- 生地自体に厚みがでる
- プリントではない模様が表現できる
- 肌触りがやわらかい
- 吸水性がある
などです。
デメリットは
- コストがかかる(手間が多いため)
- 様々な色を混ぜれない
などが挙げられる様です。
パタゴニアの秋冬の製品にR1エアーといったフリースがあります。
こちらもジャガード織りを採用しています。
フリースなので厚みがあるため写真で比較するとわかりやすいです。
上の写真のR1エアもジグザグの模様が入っています。
フワフワしているところは汗を吸い、また保温してくれる部分です。
ジグザグのフワフワしている間の部分が通気性を促進させ、体温の調節をしてくれる部分です。
リッジフローシャツは薄いのでわかりにくいですが、R1エアと同じ構造です。
薄いシャツなので差はわずかですが、分厚い部分が汗を吸湿してくれ、薄い部分が高い通気性で汗を発散してくれます。
⑦ペタペタ張り付かない
キャプリーンのデイリー、ライトウェイト、トレイル、メリノ、これらは汗をかくとすこし張り付く印象があります。
張り付くとそこがヒヤッとししますが、ヒヤッと感がありませんでした。
ジャカード織りのおかげで立体感があり、体から少し浮いている様な印象です。
やはりスリーブレスにはかないませんが、腕まわりの動かしやすさもとても良いと思います。
パタゴニア・リッジフローシャツの【レビュー】気になった1つのポイント
①価格
最近では値上がりしている製品もありますが、まだまだ安価で販売されている物もたくさんあります。
ナイキやワークマンでも高機能な製品はたくさんある中で、ランシャツが一枚、7,480円ですので相場よりはとっても高価なシャツと言えると思います。
そうでない物もありますが、値段の高いものにはそれだけの理由があり、安いものにもそれだけの理由があります。
パタゴニアではリペアが可能なこと、フェアトレードであること、1%フォーザプラネットに募金していること、働いているスタッフの良い雇用条件などがあります。
だからと言ってパタゴニアの衣類をたくさん購入しようと言うことではなく(本来はなるべく少なく買うのが良い)、必要な枚数だけを買う様にするのが大切だと思います。
価値観というのは人それぞれでありますので、本当は高い、安いといった議論をすること自体に意味は無いとも思っています。
ですがレビューをする際に、一枚1,000円程度で購入できるランシャツに7,480円出すことができるのかは考えてみたりもしました。
結論としては、使い捨てすることなく、数年間、何度も袖を通すことができれば十分に元は取れると思います!
まとめ|パタゴニア・リッジフローシャツの【レビュー】サイズ感なども|かなりの完成度だと思います!
リッジフローシャツの素材、特長。
サイズ感や、実際に数ヶ月使用してみて感じたことを書いてきました。
これからこのシャツの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
結論としてはシャツ自体はとっても高機能で、今までのウインドチェイサーや、エアチェイサーと比較しても重量が少しあるものの、これまでのキャプリーンライトウェイト生地を使用した製品から、全く別物のシャツとなって改良されました。
体のラインなども出にくく、フィットも今までと違いカテゴリーとしてはスリムフィットですが、そこまでぴったりした感じもなくとても気に入っています。
価格に関しては1980円のランシャツが4枚買えますが、長年繰り返し使用することを考えますとコスパは良いとも思います。
個人の影響力は小さいかもしれませんが、たくさん買うより資源も節約できますから。
パタゴニアらしい高品質で、環境へのインパクトを最小限に抑えた完成度の高いシャツ。
これからも長い期間、愛用していきたいと思います!
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てば嬉しいです。
【記事の中で紹介させて頂いた製品】パタゴニア公式サイト メンズ・リッジ・フロー・シャツ