以前の私はこの様に考えていました。
今まではナイキの中でもペガサスシリーズや、ズームフライなど、一般的なソールのシューズを履いていました。
今回初めてエアポッドの付いているエアズーム・テンポネクスト%を履きました。
サイズ感や、実際に走って見た感想などをレビューしていきます。
結論としては…
とっても大胆で斬新なデザインと、圧倒的な反発力があり、どの様なタイムのランナーにも履きこなすことができるシューズだと感じました。
ナイキ・エアズーム・テンポネクスト%【レビュー】外観や素材など
ソールはエアポッド、ズームX、リアクトフォームの3種類の組み合わせで構成されています。
ヒール部分はリアクトフォーム
プレートはカーボンでは無く、樹脂プレートが使用されている。
アッパーの素材はフライニット、通気性は優れている。
細かい詳細は公式ページに勝るものはないと思いますので、細かい機能などの確認はナイキ公式ページに譲ります。
以下、公式ページ
https://www.nike.com/jp/running/zoom-tempo
色々な素材が何重にも組み合わされ接着されているのはすごい迫力があります。
これまでの普通のランニングシューズの枠から大きく飛び出している印象です。
ナイキ・エアズーム・テンポネクスト%【レビュー】サイズ感
サイズ感はかなりきつめです。
フライニットは伸縮性がありますが、履き口はかなり狭く、ほとんどの方が最初履いた時はサイズを間違えたと感じると思います。
私の足の実寸は 両足とも25.2cmで、足幅のワイズはDです。
25.5cmを着用しています。
他のナイキシリーズでは…
- ペガサスシリーズ
- ペガサストレイル3
- アルファフライ
- ヴェイパーフライ
- リアクトインフィニティラン2
- フリーラン5.0
これらのモデルで25.5cmを着用しています。
他に使用しているのは
ホカオネオネのリンコン、クリフトンも25.5cmです。
私の個人的な考えではメーカーやモデルによってサイズを上げたり、下げたりせずに選ぶことが多いです。
ワイズが選べるニューバランスでは25.5cmで、ワイズはDを選択します。
いつものサイズを選んで足に合わないと感じたら、そのモデルに関しては見送ることにしています。
サイズ感とも関係がありますが、踵の部分が割と高めに作られている印象です。
ズームフライ3には無く、ズームフライ4から追加された機能と同じ様な、かかとが浮いた感じがする方も多かったのか、パッドがついておりフィット感が強くなっています。
ヴェイパーフライ、アルファフライにもこれらの機能が付いていますね。
踵が高く、アキレス腱に当たって気になる方もおられるかと感じました。
私も実際履き慣れるまで(3、4回ほど)走り終わったあと赤くなってヒリヒリしました。
この辺りは足の形や、走り方などの個人差も大きくあると思います。
アッパーのフライニットがかなりのフィット感ですが、靴紐は必要がないほどのフィットです。
足を入れた後につま先に少し余裕がありますが、本当に靴の中で足ががっちり固定されている様に感じます。
特にフライニットが馴染むまではキツく感じたのである程度履き慣れるまで少し違和感を感じると思っていた方が良いかもしれません。
最初に申し上げました自分の足の実寸サイズに関して、まだご自身の足長と足幅を知らない方はぜひ一度ご自身で計測されることをお勧めします。
足長はA4の用紙に足を置いてペンでつま先とかかとの部分に印をつけて測定、足幅は柔らかいめじゃーがあればすぐ履かれます。
親指の付け根と小指の付け根のところの外周を計測します。
私は以下のアシックスの公式サイトのリンクを参考にしてはかりました。
アシックス「足のサイズの測り方」
ナイキ・エアズーム・テンポネクスト%【レビュー】走ってみた感想
実際に走ってみた感想は、私が使用する場面はテンポアップシューズとしての使用です。
タイムに関してはそれぞれのペースがありますので、私はいつものジョギングより少し早く走りたいなと思った時に使用しています。
適しているタイムに関してはかなり幅広く使えると思いますし、どんな走力の方が履いてもいいと感じました。
実際、ペガサスシリーズでもプロランナーや、実業団の選手が、サブ3市民ランナーのレースペース以上の速さで、練習に使っていることもありますから。
この点、アルファフライはドロップ差があまり無くて4mmです。(こちらの記事を参考にしました。https://mg.runtrip.jp/archives/74480 )
テンポネクストのドロップ差は10mmあり高低差が大きいので、前足部で力強く蹴れないランナーでも、転がる様な走法で足が前に出ていく様な感じがありました。
ヒール部分にもしっかりとソールの補強がされていてヒールストライクになりやすいゆっくりとしたペースでも使用できると思います。
早いペースで使用できるシューズでもあり、ナイキのランナーはこの靴でマラソンを2時間10分で走れると記事に書いてありますね!
僕はアルファフライよりもテンポの方が、スムーズに前への推進力を生み出す為のタイミングを靴が教えてくれているイメージがあります。アルファフライは蹴るタイミングを自分で判断しなくてはいけないですが、テンポは靴が教えてくれるような感覚があります。テンポでトレーニングして、アルファフライを履くと、アルファフライが履きやすく感じるので、そういう使い方になってくると思います。このシューズで、2時間10分切るくらいで走れちゃうと思います。ハーフだと61分台くらいまでならいけると思います。
出典:ナイキ公式
私がこのシューズを履いて走った感想は馬のヒヅメです。
走っている音が馬の足音の様ですし、早く走った時などは自然と私の場合フォアフットになります。
前足部の広さが安定感を生み出し、エアポッドとズームXフォームが劇的な反発を生み出してくれます。
本当にびっくりする様なタイムが出ますのでこのシューズを履いて驚かれる方は多いのではないでしょうか。
私は200kmほど使用した時点では全く問題ありませんでした。
走り方などによってはソールのエアポッドの下の部分が裂ける方もいるそうです。
鏡などで自分がこの靴を履いている姿を見てもかなり未来的な靴でルックスは独特ですし、歩いている音は本当に馬の様です。
ですがこれは本当にその意味があるのかなと思っていて、馬のヒヅメは中指が進化したもので、早く走るためのものだそうです。
以下の記事がとても興味深かったです。
蹄(ヒヅメ)とは何か。蹄が必要な意味と理由を徹底解説
https://www.jothes.net/contents/knowledge/horse/1358/
ナイキ・エアズーム・テンポネクスト%【レビュー】良かった3つのポイント
①次世代の反発感
自分のベストなタイムをそれぞれがお持ちだと思いますが、これらの記録を塗り替えるのはこのシューズになるかと思います。
テンポネクスト以上のレースシューズとして販売されているヴェイパーフライやアルファフライに関しては、正直誰でも履きこなすことができるかを考えると少し難しいのではないかと感じています。
その点、テンポネクストはさまざまな要素が重なって幅広いユーザーが活かすことができるアイテムかなと思いました。
②フィット感
靴紐がいらないほどのフィット感があるので、自分の足と一体化する様に感じます。
さまざまなメーカーが一体化という感覚、ここを目指してシューズを作っているのではないかと思います。
アッパーの存在を忘れるほどのフィット感です。
③定価より安く買えることが多い
最近では廃盤の可能性もあるのか、アルペンやゼビオなどのオンラインではもちろん、タイミングによってはナイキの公式でも安く買うことができます。
今2022/09/03現在ではアルペンでは15,000前後で購入することができます。
ナイキの公式オンラインでは定価24,200円から約15%引きの20,499円からさらにセール期間は30パーセント安くなり、14,399円で購入できる機会があります。
おおよそ15,000前後で購入できたら適正価格内といった感じです。
レースシューズにも十分使用できる機能を備えているので、価格としてはOKな範囲では無いでしょうか。
ナイキ・エアズーム・テンポネクスト%【レビュー】気になった2つのポイント
①エアポッドの耐久性
私が高校生のころにナイキのラインナップでエアーが入っているモデルが多く販売される様になりました。
剥き出しになっているのでそうで、すぐに穴が空いてしまうのではないかと考えてしまいます。
実際にはその様なことはないと思いますが、エアーが剥き出しになっていない方が耐久性は良さそうです。
②シューズに頼ってしまいそう
このテンポネクストを履くと、自分の足で走っていることは間違いなく、これを履いたからといって急に実力以上の奇跡が起こるわけではありません。
とはいえエアポッドとズームXの反発力が本当に驚きですので、私はとても楽に早いスピードで走ることができました。
自分が持っている他の通常のソールのシューズを履くととても物足りなく感じます。
跳ねる様な感覚がなく、スピードが出しにくい様に感じてしまいました。
まとめ:ナイキ・エアズーム・テンポネクスト%【レビュー】フィット感がすごいです!
ここまで、テンポネクストの外観、機能、サイズ感などを見てきました。
個人的に気に入っているポイントや気になっているポイントもなにかの参考になれば嬉しく思います。
結論としては…
とっても大胆で斬新なデザインと、圧倒的な反発力があり、どの様なタイムのランナーにも履きこなすことができるシューズだと感じました。
定価は24,200円としっかりした価格なので、一般的なランニングシューズとしては少し高め、15,000円前後で購入できれば機能に対する価値はあるかと思います。
今日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てば嬉しいです。
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